毎年夏になると、日本各地で花火大会や地域のお祭りが開催されます。
私も仕事柄、イベントの企画・運営に携わることが多く、今年は家族と一緒に各地の夏祭りへ足を運びました。
「遊びに行く」という気持ちで参加していたものの、会場では次々と新しい発見がありました。
経営者として、イベント企画者として、そして父親として、それぞれ違う視点で見えてくるものがあります。
今回は、その中でも特に印象に残った学びをご紹介します。
子どもは正直。面白くなければすぐ帰りたがる
イベントを企画する側になると、「ステージが豪華」「出店数が多い」といった部分に目が行きがちです。
しかし子どもたちは違います。
・待ち時間が長い
・体験できることが少ない
・遊びが単調
こうした状況になると、驚くほど早く「帰ろう」と言います。
逆に、小さな遊びでも自分で体験できたり、スタンプラリーのように目的があるだけで夢中になっていました。
「来場者数」ではなく、「滞在時間」を伸ばす工夫が大切だと改めて感じました。
行列は人気の証拠。でも長すぎると機会損失になる
人気の屋台には自然と行列ができます。
しかし30分以上並ぶようなブースでは、小さな子ども連れの家族は途中で諦めてしまう場面も多く見かけました。
イベントでは「人気があること」と「多くの人に楽しんでもらえること」は必ずしも同じではありません。
回転率や導線まで考えることが、満足度を大きく左右すると実感しました。
地域のお祭りには、その土地ならではの魅力がある
地域のお祭りでは、大型イベントにはない温かさがあります。
地元の学生が運営を手伝っていたり、商店街の方々が笑顔で声をかけていたり。
その土地ならではの文化や人とのつながりを感じられるのが地域イベントの魅力です。
イベントは「コンテンツ」だけではなく、「人」が空気をつくっていることを改めて感じました。
父親として気づいた「家族がまた来たい」と思う条件
子どもが楽しめることはもちろんですが、保護者が快適に過ごせるかも重要です。
例えば、
- 日陰や休憩スペースが十分にある
- ベビーカーでも移動しやすい
- トイレが近くて分かりやすい
- キッチンカーの配置がわかりやすい
- 会場マップが見やすい
こうした細かな配慮があるイベントは、家族全員の満足度が高く、「また来たい」という気持ちにつながっていました。
イベンターとして一番勉強になったこと
イベントは、企画書の上では成功していても、現場では違う答えが見えることがあります。
実際にお客さんとして参加すると、
「ここは歩きにくい」
「ここなら写真を撮りたくなる」
「子どもはここで立ち止まる」
そんなリアルな行動がたくさん見えてきます。
机の上では分からないことを知るためには、現場へ足を運ぶことが何より大切だと感じました。
これからも”参加者目線”を忘れないイベントづくりを
私たちが企画するイベントも、来場者の皆さんにとっては一日のお出かけです。
だからこそ、
「子どもが笑顔になるか」
「保護者が安心して楽しめるか」
「また来たいと思ってもらえるか」
この3つを大切にしながら、これからもイベントづくりを続けていきたいと思います。
今年の夏祭り巡りは、遊びでありながら、多くの学びを与えてくれました。
来年も全国の夏祭りや花火大会を巡り、新しい発見をイベントづくりへ活かしていきたいと思います。
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